Nikon DfのISO感度別写真
Nikon Df + SIGMA 50mm f1.4 DG HSM Art (ISO 100, f5.6, 15秒)
まずはISO感度100から。15秒の露出時間となりますが、驚くことに全くノイズがありません!高層ビルの窓ガラスや壁のタイルまでくっきり解像しています。 15秒の短い時間ではありますが、夜空の星が移動していることがわかります(写真の右上のあたり)。
Nikon Df + SIGMA 50mm f1.4 DG HSM Art (ISO 200, f5.6, 8秒)
次は ISO200。これも全く問題なし!
Nikon Df + SIGMA 50mm f1.4 DG HSM Art (ISO 400, f5.6, 4秒)
ISO 400の夜景写真。ISO200に比べると少しノイズが発生し若干解像感が低下していますが、許容範囲です。
Nikon Df + SIGMA 50mm f1.4 DG HSM Art (ISO 800, f5.6, 2秒)
ISO 800の夜景写真。ノイズが視認できるレベルになり解像感も低下してきています。人によってはこれを許容範囲にするかもしれませんが、私としてはこの辺りが夜景撮影の限界かと思いました。
Nikon Df + SIGMA 50mm f1.4 DG HSM Art (ISO 1600, f5.6, 1秒)
ISO 1600の夜景写真。ノイズが増えていますが、写真としては破綻していません。データの記録としては有りかと思います。
Nikon Df + SIGMA 50mm f1.4 DG HSM Art (ISO 6400, f5.6, 1/4秒)
ISO 6400の夜景写真。ノイズが多くジャミジャミした状態になっています。iPhoneや安っちいコンデジで撮影した写真は昼間でもこんな感じの油絵みたいになりますよね。
Nikon Df + SIGMA 50mm f1.4 DG HSM Art (ISO 12800, f5.6, 1/8秒)
ISO 12800の夜景写真。ノイズが多く、写真を小さくしても劣化具合が視認できる状態です。
比較機種としてSD1 Merrillの夜景写真

SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 35mm f1.4 DG HSM Art
参考までにSIGMA SD1 Merrillでも撮影してみました。こちらはISO 100で15秒の露出です。(SIGMA Photo Pro 6.2で現像しています)
Nikon Dfと比べてみましょう。上側がNikon Df (ISO100)で下側がSIGMA SD1 Merrill (ISO 100)です。

Nikon Dfのほうがノイズが少ないのに対して、SD1 Merrillのほうが解像していることがわかります。ノイズレスをとるか解像感をとるか迷いどころですね。
まとめ
夜景写真で「作品」として撮影するならISO400まで(可能ならISO200まで)。長時間露光でのノイズは気にならないので、回折現象のおきない範囲で積極的に絞ってOK、というところを私の結論にします。次回はぼかしかダイナミックレンジについて検証してみたいと思います。