11月末、北軽井沢のSweet Grassというキャンプ場に行き、満天の星空と言わんばかりの美しい星空を眺めてきました。今回は同行した友人がたまたま(!?)SONY α7sを持っていたので、友人のカメラを借りて星空撮影に挑戦してみました。SIGMA dp1 Quattroでの星空撮影にも挑戦し、両者のカメラでの比較をしてみます。
SONY α7sでの星空撮影
まずはSONY α7sの写真をご覧ください。
なるべく人口の光を避けるためにキャンプ場から離れ、三脚をセット。長時間露光(約15〜30秒)でフォーカスを開放しISOを高め(1000〜6400)にして撮影。
マニュアルフォーカスで無限遠に設定したのですが、無限遠といっても調整は必要なのですね。私ははじめはフォーカスリングを一番端まで回した状態で撮影していたのですが、それだと星がピンぼけしてしまいました。モニタで拡大し、ピントがキチッと星にあうようにマニュアルフォーカスで調整します。きっちりと確認することが大事ですね。
ホワイトバランスは2500K(白熱電球あたり)にして現像すると、夜空が青くなり冬空の雰囲気に仕上げることができました。現像はPhotoshop Lightroomを使っています。α7sはISO6400でも十分常用感度で、Lightroomのノイズリダクションと組み合わせればディティールを壊すことなくいい感じの仕上がりになりました。
SIGMA dp1 Quattroでの星空撮影
さて、私はSIGMA dp1 Quattroをここ最近は一番愛用しているのですが、せっかくなので星空撮影にdp1 Quattroで挑戦。dp1 Quattroの写真は次をご覧くださいませ。
ISO400 / F2.8 / 30sec |
ISO400 / F2.8 / 15sec |
ISO200 / F2.8 / 30sec |
ISO200とISO400で撮影したのですが、ISO200だと露光時間が伸びるためノイズが増えますし、ISO400だとそもそもノイズが多いということで、全部使い物にならない結果におわりました。
ここに掲載した写真はカメラの撮って出しJPEGですが、SIGMA Photo Pro 6.1の現像だとノイズだらけの写真を全くコントロールできる自信がなく、撮って出しJPEGが一番良い結果だろうとSPP現像済の写真の採用を見送りました。
まぁ、Quattroに関しては星空撮影ができるとは鼻から思っていないので、想定の範囲内です。Foveon X3 ダイレクトイメージセンサーは光量が豊かな場所でのみ真価を発揮するので、この記事を見てdp1 Quattroの購入を見送ろうという考えには至らないでくださいね(笑
凄まじいSONY α7sの超高感度
それにしてもSONY α7sの高感度には驚きました。目の前が暗くて見えない夜の世界で、ISOを40万に設定するとこのぐらい明るく撮影できます。
「昼間?」と言わんばかりに明るく撮影できます。夜の世界でも色(彩度)が存在するんだなぁと再認識しました。
超高感度撮影は楽しいことを発見できたいい機会でした。α7s欲しいなぁ。