SIGMAの最新レンズ「35mm F1.4 DG HSM」(Artラインの製品)を買ってみたので、SIGMA SD1 Merrillに装着して試してみました。とても素晴らしい画質・表現で大満足しています。
ファーストインプレッション
良かった点
- F1.4のボケの世界を楽しめる(表現が楽しい)
- F1.4(開放)でもピントの合焦部分はカリッと撮影できている
- オートフォーカスは静かに動作、合焦までも速い
- デザインがシックでかっこいい
- 明るいレンズなので、暗い場所でもシャッタースピードに困らない
気になった点
- レンズの重量が重たい
- やはり開放付近ではフリンジが目立つ(そもそもf1.4ではどのレンズでもフリンジが強烈とのことで、他のレンズと比べるとフリンジは抑えられているらしい)
- ちょっとボケが固いかも
- Flickrで他の人の作例を見比べると、SD1m+35mm F1.4 DG HSMの組み合わせでも、もしかしたらDP2 Merrillの画質のほうが良いかもという印象? (間違っていたらすみません。でも十分過ぎる画質です)
- 暗い場所だとAFが迷う(カメラ本体の性能?)
- レンズのデザインは傷やよごれが目立ちそう
作例
作例として、適当に腕時計を撮影してみました。
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F4.0 |
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F1.6 |
Flickrにオリジナルサイズでアップしていますので、ぜひオリジナルサイズ(等倍表示)でご確認ください。
それぞれの絞りはF4.0とF1.6なのですがどちらもカッツリ解像されていて、機械式時計のメカの部分がとても良い感じに写っています。ただSD1 Merrillとレンズの組み合わせによる解像力が高すぎて、腕時計の埃が写り込んでいてちょっと恥ずかしい作例となってしまいました(笑)
絞りの変化について
F値を変えるとどのように変化するのかも試してみました。
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F1.4 |
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F1.6 |
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F1.8 |
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F2.0 |
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F4.0 |
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F16 |
F1.4〜F1.8だとグリーンとマゼンダのフリンジが強くでています。F2.0で許容範囲に、F4.0では全く問題なしといった感じです。今までここまで明るいレンズを使ったことがなかったので初めて知ったのですが、フリンジって思った以上に画質を汚く見せてしまうのですね。。
フリンジは現像ソフトのSIGMA Photo Proである程度解消できるので気になる方は現像時に調整してみるといいかもしれません。
ではまた。